どうも。出力24V10A(240W)のフォワードコンバータを製作を目標に設計しているものです。
これまで検討した内容はこちらにまとめていっていますので、良かったら見てみて下さい。
本日は出力ラインのダイオードを1N5404に置き換えて動作確認をします。
![](https://kakitamablog.com/wp-content/uploads/2021/06/image-50.png)
ここですね。これまではLTspiceの理想ダイオードを使用していました。理想素子では実際に作った時に少し不安なので、実在するダイオードのspiceモデルを使って動作を確認しておきます。
ちなみに使用するダイオードは1N5404です。共立エレショップで10個51円です。使い放題ですね。
耐圧400Vで電流3Aです。出力が10A相当なので足りてないですが、そこはまぁ4個以上を並列に挿入するって感じで対応します。
本記事ではLTspiceへ1N5404の追加方法とシミュレーションによる動作確認をします。
・ダイオードをLTspiceに追加したい。
・DCDC製作の参考が見たい。
という方の参考になれば幸いです。
【準備】1N5404をLTspiceに追加する
まずspice modelをダウンロードします。こちらにアクセスします。「simulation model」をクリックします。
![](https://kakitamablog.com/wp-content/uploads/2021/06/image-41-1024x500.png)
「Pspice model」をクリックします。
![](https://kakitamablog.com/wp-content/uploads/2021/06/image-42-1024x469.png)
ダウンロードファイル「1N5404RL.lib」を開きます。
![](https://kakitamablog.com/wp-content/uploads/2021/06/image-43-1024x390.png)
.MODEL以降をコピーします。
次にLTspiceを起動して、開くコマンドからLTspiceXVII/lib/cmpの下のstandard.dioファイルを開きます。
![](https://kakitamablog.com/wp-content/uploads/2021/06/image-46.png)
先ほどコピーした部分を貼り付けます。
![](https://kakitamablog.com/wp-content/uploads/2021/06/image-47.png)
回路エディタ画面でちゃんと反映されているか確認します。
![](https://kakitamablog.com/wp-content/uploads/2021/06/image-48.png)
Pick New Diodeをクリックします。
![](https://kakitamablog.com/wp-content/uploads/2021/06/image-49.png)
はい。ちゃんと反映されてますね。これで準備OKです。
シミュレーションで動作確認
とりあえず、回路に反映しました。
![](https://kakitamablog.com/wp-content/uploads/2021/06/image-51-1024x490.png)
この下部の回路たちはフィードバック回路であったり、ソフトスタート回路だったりです。
シミュレーション結果です。↓
![](https://kakitamablog.com/wp-content/uploads/2021/06/image-52.png)
それぞれのダイオードの電流が3Aまでであれば問題ないですが、余裕で超えてますね。まぁ並列に差し込めばね。まぁ大丈夫ですよね。
とりあえず、動作しているのでね。OKってことにしましょう。
はい。こんな感じで終わりです。
最後までお読みいただきありがとうございました。