【Qspice】回路図を新しく作ってシミュレーションするまでを実際にやってみる記事

以下の記事でとりあえず、インストールしただけで放置していたQspice

【シミュレータ】Qspiceをインストールしてみる

本日は試しに回路を作ってみて、使い方の覚書を記事にしてみます。

Qspiceをとりあえず回路シミュレーションしたいんだけど、どうやったらいいの?

という悩みをお持ちの方の解決になれば幸いです。

今日はとりあえず、フォワードコンバータを作って動かしてみようと思います。

では、始めます。

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シンボルを探しておいていく

トランス

左の方にあるSymbol & IP Browserから選んでいきます。

今回は全て理想素子で回路を作ってみようと思います。

まず、トランス。Behavioral->analog->Transformer2をダブルクリックします。

はい、回路図画面に出てきました。

理想スイッチ

Builtin Symbol->S->Voltage Controlled Switch

はい、こんなのですね↓。LTspiceと同じですね。

抵抗とコンデンサとダイオード

めんどくさくなったので、一気に行きますね。

全てBuiltin Symbolsにあります。

はい、置きました↓。

電源とインダクタ

インダクタを忘れてましたね。あとDC電源と矩形波電源ですね。

それぞれ、Builtin Symbolsにあります↓。

これらも置きました。

ショートカットキー

回路図を描いてるとショートカットキーが必要と思います。以下ですね。

やりたいことショートカットキー
抵抗r
コンデンサc
インダクタl
電源v
ダイオードd
GNDg
回路画面フィットスペース
部品の回転ctrl+r
部品の反転ctrl+m
コピーctrl+c
ペーストctrl+v
消去delete
シミュレーション開始F5

とりあえず、良く使いそうなのを羅列しました。

もっと詳細知りたい場合はヘルプから調べて下さい。

【不便!!】部品の回転やコピーやミラー反転とかはマウス左クリックしないと出来ない!!

これめっちゃ不便だなと思うんですが、上記の操作が左クリックしたままじゃないと出来ないです。

なんなんこれ?って思いました。

たとえば、以下のようなトランスを水平反転したいなぁと思ったら、

マウスをこのトランスの上までもっていって、左クリックした状態で”Ctrl + M”を押すと反転します。

なんで、左クリックしたままじゃないとダメにしたよ。不便すぎるわ。

みんな、これでちょっと悩む気がしますね。

【覚書】部品の領域選択

複数部品を一気に移動させたい場合、部品をばーっとドラックして選択したくなります。

Qspiceでそれをするにはshiftを押しながらしないといけません。

shift + 左クリック + ドラック

です。これも初めてのときはちょっと悩みそうですね。

回路を配線する

キーボードのwを押すと配線が出来ます。これはLTspiceと同じような要領です。

配線しました↓。

抵抗やコンデンサの値はダブルクリックして、1st attributeに入力していきました。

そして、キーボード「t」を押して、テキスト入力でシミュレーションの条件と理想スイッチの動作条件を書いてあげます↓。

t=10msecのトランジェント解析で
理想スイッチはON抵抗1mΩ、1.5VでONする。って感じです。
ちなみにトランスのL値を500uHにしました。

この文字書いてやるのはLTspiceですね。

シミュレーションをする

シミュレーションはF5を押すと実行されます。

シミュレーションが実行されると勝手に波形viewerが起動します。

シミュレーション結果は以下の通りです↓。

詳細は省きますが、意図通りに動いてます。

波形viewerのショートカットキー

やりたいことショートカットキー
波形表示領域を増やすctrl+w
波形表示領域を消す(その領域の上で一回左クリックして)ctrl+d
波形を追加ctrl+a
グリッド線ctrl+g

波形の追加は回路図上のノードをクリックしても追加されます。対GNDの電位になります。

ノード間の電圧を表示したい場合はctrl+aで引き算して追加してやる以外の方法がわかりませんでした。

LTspiceだと、対象ノードAで左クリック->ドラック->対象ノードBで離す。で出来たのですが、こんな感じでスッと出来る方法が分かりません。

はい、まぁとりあえずシミュレーションは回ったので、良しとします。

本記事はこれで終わります。誰かの参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!!!