自作LLCコンバータの設計に挑戦! UCC25600のレファレンスデザインを弄って回路図を作りました。

ども。自作LLCコンバータを設計中のものです。タイトル通りの報告です。

やっぱり素人はパクることからやった方がてっとり早いです。TIのコントローラーICのUCC25600のレファレンスデザインがメーカーから提供されているので、それを弄りました。

UCC25600のTIのサイトはこちらです。

TIのデザインソフトTINA TIのインストール方法は過去記事を参照ください。

↓Reference Designをダウンロードしてみます。

ダウンロードしたファイルをTINA-TIで開いてみます。

もうこの時点でできた感がすごいですね。

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作りたい仕様はこんな感じ

AC電源から12V/5Aの出力を作る電源って感じです。

トランス部分を変更する

過去記事で計算したLLC定数を反映させます。

励磁インダクタンス150uH
漏れインダクタンス55uH
発振コンデンサ47nF
2次巻き線比7.5
2次側インダクタンス2.67u

回路図を以下に書き換えました。

負荷の抵抗値を変更する

出力電圧が12Vなので5Aになるように抵抗値を2.4Ωに変更しました。

RT端子接続抵抗を変更する

ここの抵抗で最小のスイッチング周波数を決定しているようです。

データシートに以下の通り記載してあります。

スイッチング周波数は以下のグラフの通り60kHz~100kHzくらいで使用予定なので、それ以上をリミットに設定しておきます。

シミュレーション結果

まず入力電圧min90Vでやってみます。

Vout=12Vが出ていて、fsw=1/15u=66.6kHzで動作しておりオッケーかなと。

次に入力電圧max180Vでやってみます。

Vout=12Vが出ていて、fsw=1/10u=100kHzで動作しており設計通りなのでオッケーです。

えー終わりです。何かの参考になれば幸いです。