【LTspice】コンデンサを直列接続したら、電圧が変になるんだが、、、

みなさま、お疲れ様です。

本記事は「LTspiceでコンデンサを直列接続してシミュレーションしたら、変な動きをしました。その解決策をお伝えします。」という記事です。

誰かの参考になれば幸いです。

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コンデンサを2直にしたときの変な動きについて

LTspiceでコンデンサを直列接続しました↓。

コンデンサを2個直列接続しただけの回路。これの中間電位は5Vとなるはずです。

このC1とC3の中間電位はいくつになるでしょうか?

「まぁ、V1=10Vの半分で5Vになるだろ。」と。そう思って、シミュレーションを回しました。

以下にシミュレーション結果を示します↓。

え?3.3V?なんで???

右の画面の赤線がC3の上の配線電圧です。3.333Vを出力しています。不思議ですね。

原因はよくわかりませんが、「シミュレーション開始時に突然10Vかかってて、コンデンサがびっくりしている。」みたいな雰囲気だと思います。

解決策

①skip initial operating point solutionにチェックを入れてやる。

初期値を無視するとC3電荷は0Vからスタートして、5Vに収束します↓。

中間電位は5Vになっています。

②DC電源ではなく、PWL電源で0Vから10Vまでsweep upしてやる。

初期電圧を0Vにして徐々に10Vに上昇させる。と設定すると、シミュレータがびっくりしなくなります。

シミュレーション結果が以下の通りです↓。

中間電位は5Vになっています。

はい、そんな感じで以上です。

誰かの参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!!!