お疲れ様です。
今日はタイトル通りPspice for TIでRC回路の周波数特性をシミュレーションしてみようじゃないか。
という記事です。
spiceシミュレータでボード線図を描く方法を知りたい!
という悩みをお持ちの方の参考になれば幸いです。
ちなみにRC回路の伝達関数の求め方を以下に記事にしておりますので、気になる方は読んでみて下さい。
回路図を作ってシミュレーション設定をする
RC回路なのでまぁ、↓こんな感じですね。
10Ωと100uFなので、1/(2πRC)=159.2Hzが折れ点周波数となります。
シミュレーション設定を以下のようにします↓。
電源をVACを選択する。
そんで、プローブですね。Tの奴を選びます。
ボード線図で出力するように「Bode Plot dB – separate」を選びます。separateを選ぶと位相とゲインを別々に表示してくれます。
そして出力に置きます。
準備完了です。
シミュレーション結果
シミュレーションしたのが以下ですね↓。
ちょっとグリッドを弄りましょう。横軸のところでダブルクリックします。
そして、X GridでAutomaticを外して、Intervals between Majorを10に設定します。
いい感じですね。折れ点周波数はまぁ大体150Hzくらいでしょうかね。計算通りですね。
LAPLACEでも動作を見てみる
ラプラスという伝達関数ブロックを置いてみて、RC回路と同一の伝達関数にしてみて動作を見てみます。
Pspice->Analog Behavioral Models->Mathematical Expressions->LAPLACE
伝達関数の1/(1+RCs)を記入します↓。
さて、シミュレーション結果です↓。
当然ながら、同じように150Hzくらいで折れてますね。計算通りです。
以上です。誰かの参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。