[フォワードコンバータ設計]パワーMOSFETのFCP290N80をLTspiceで使う

ども。こんにちは。前回240WのフォワードコンバータをLTspiceで設計しました。

こちらの記事ではパワーMOSFETをLTspiceにデフォルトで入っているNMOSを使用していました。

入手性を考えて共立エレショップで販売されているOnsemiのFCP290N80を使用することにしました。

1個660円です。う~ん。高い。

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本日はこちらをフォワードコンバータに導入する過程を記事にしようと思います。

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FCP290N80をLTspiceに導入

ONsemiのこちらのページにアクセスして、シミュレーション・モデルをクリックします。

LTspiceをクリックします。

ダウンロードファイルが以下です。

Symbolの下に「FCP290N80_3p」,「FCP290N80_5p」というsymbolがあります。

まずこの2つをLTspiceXVII/lib/symの直下にコピペします。

次に「FAIRCHILD_SUPERFET2_800_ltspice」をLTspiceXVII/lib/subの直下にコピペします。

これで準備OKです。テスト回路で動作を見てみます。

うん。OKですね。

回路作成時の解説

Select Component SymbolでMOSを選べるようになっています。今回はFCP290N80_3pを選択します。

(5pは温度の変化を考慮したモデルのようです。)

「OP」から.libコマンドでspiceモデルを選択します。Browseからファイルを選択した方が間違いがないです。

フォワードコンバータ回路に追加する

追加しました。

とりあえずシミュレーションを回しました。

全体波形(simulation時間20msec)
V(vout):出力電圧24V
V(vsw_1st):スイッチング電圧
V(vgate):パワーMOSFETのgate電圧

拡大波形(simulation時間20msec)
V(vout):出力電圧24V
V(vsw_1st):スイッチング電圧
V(vgate):パワーMOSFETのgate電圧

ちゃんと24Vに収束しているので、問題ないですね。

はい。本日は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!!