【単相PFCコンバータ】伝達関数Gdi(s)においてDutyは影響しないの?

突然ですが、昇圧型の単相PFCコンバータ話をさせて下さい。

Duty-出力コイル電流ILの伝達関数は以下の通りなのですが、

$$\small{
G_{id}(s)=\frac{1+\frac{RC}{2}s}{1+\frac{L}{Ro(1-D)^2}s+\frac{LC}{(1-D)^2}s^2}
}$$

この式にはDutyが含まれています。Duty=(Vout-Vin)/Voutで決まるのですが、今回のPFCコンバータの入力はAC電圧です。50Hz or 60Hzでふらふらしてます。つまり

時々刻々と伝達関数が変わっちゃうじゃん!!!!そんなんどう制御したらいいの!?

ってなります。でも高周波領域において、このDutyの変動に対する影響は考慮する必要がないそうです。

なんじゃそれ?ほんとかよ?まぁ式に含まれるDuty成分は(1-D)^2とだいぶ薄まってそうな雰囲気はしていますが、ほんとかよ?

を検討する記事になります。

同じ疑問を思った方の参考になれば幸いです。

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入力電圧Vinを振りながらボード線図を描いてみる

手っ取り早くシミュレータで計算してみりゃいいんですね。

まずPspice for TIで伝達関数を描いて

まずはTypcal条件でボード線図を描いてみます。

そして、Vin=25V~125Vまで試しに振って見ましょう。

結果が以下です。

まぁ、、、あ~んまり変化はしてないのかな。。。影響はまぁすくないのかな。。。

え~っと、、、以上です!