唐突ですが、「電験三種」という資格に合格しました。私にとっては結構難しい資格でして、長い時間かけて勉強しました。それでブログ更新が疎かになっていました。
せっかくなのでね、体験記を書いてみようと思います。
電験三種に興味がある人の参考になれば幸いです。
電験三種とは?
正確には「第三種電気主任技術者」といいます。電気の保安業務に要る資格です。保安業務は電気主任技術者の独占業務です。独占業務、甘美な響きですね。
更に上に二種、一種とあり、扱える電圧に違いがあります。
電験三種でも合格率が10%程度と難関資格だと思います。
試験の内容。4科目あって、科目合格制度がある。
| 科目 | 内容 |
|---|---|
| 理論 | 試験時間:90分 計算問題が多い。 電磁気(コンデンサ、インダクタ)、電気回路(直流、単相交流、三相交流)、 電子理論とかがある。 難しい。三相交流とか初見では意味不明。 |
| 電力 | 試験時間:90分 計算問題は少なくて、選択問題が多い。 発電、変電、送電、配電とかがある。 覚えること多すぎて、難しい。 |
| 機械 | 試験時間:90分 計算問題が多い。 発電機、モーター、変圧器、パワエレ、自動制御、情報とかがある。 普段から実物に触れてないとイメージを掴むのが難しい。 |
| 法規 | 試験時間:60分 ほぼ選択問題。 電気事業法、電気工事士法とか電気に関わる法律 覚えること多すぎて、難しい。 |
これら4科目全て合格点(60点以上)取れたら、合格です。
そして、科目合格制度というものがあって、例えば理論だけ合格点に達したら、次の試験は理論合格状態が引き継げます。最大2年間だったかな。年2回試験があるので、1度科目合格したら、リセットされるまでに他を合格しきると晴れて電験三種合格です。
科目ごとの点数やかかった期間
私の結果です。
| 科目 | 点数 | 合格時期 |
|---|---|---|
| 理論 | 90 | 2025下期 |
| 電力 | 60 | 2026上期 |
| 機械 | 90 | 2026上期 |
| 法規 | 68 | 2025下期 |
受験を開始したのが2025年上期からなので、3回の受験で合格できました。2025年上期は全然ダメで一科目も合格できませんでした。
CBT方式で受験して、受験科目を3週間空けて受験しました。第1週目に理論を受けて、その後3週間法規の勉強して、受験する。みたいな感じで。
CBT方式は受験後すぐに結果が出るので、いいです。
電力と法規はギリギリでした。まぁ受かりゃなんでもいいんです。
勉強方法
勉強するだけならネットの情報で十分
勉強する分にはネットに電験三種を解説してるサイトが沢山ありますので、それで勉強したら十分です。
私は電験合格様、電験王様、電気主任技術者のナレッジノート様を見て、勉強しました。
具体的な勉強方法は
いきなり過去問を解いて、わからなかったら各解説サイトで理解して、解けるようになるまで繰り返す。
これだけです。これの継続が難しいんですが、、、
継続出来れば合格できる。しかし継続が出来ないのが問題。
まぁそれが人間ですよね。特にいまは誘惑が多いですし。
私が継続できたコツは
- とりあえず一科目でも受かる。科目リセットが勿体ないから、嫌々勉強する。
- 机に勉強ノートを広げたままにする。
- 継続のハードルを下げて、1問でも解けたらOKとする。
ですかね。
特に1が効きました。
苦労して理論を合格したので、それがリセットするのが勿体ない。そして苦しむ時間は短い方が良い。だから仕方なしに勉強する。
やる気やモチベーションに頼ると継続は出来ない可能性が高いので、やる気なくてもやらないと仕方ない。嫌々やるか。って状況になるのがいいと思います。
そういう意味で、TACとかの塾行くのもアリかもしれないです。「こんだけお金かけたから、受かるほかない。。。」という状況にする。
合格した今、電験三種を受けるメリットを振り返る
はっきり言って、この資格、電気保安に携わらない人には使う機会ありません。かく言う私も電気保安に携わっていないので、使う機会は当分ありません。
ですが、電気・電子エンジニアにはおススメ出来る資格と思います。
なぜなら、基本的な知識を体系的に勉強できるからです。業務で学ぶと業務に関わるところをつまみ食いになりますのでね。
私が勉強になった具体例をいくつか挙げますね。
- インダクタの和動接続と差動接続。知らなかった。
- なんとなく理解してたつもりの皮相電力、有効電力、無効電力の理解がたぶん深まった。
- 三相交流の線間電圧は相電圧の√3倍が常識になった。
- Δ-Y変換とか知らなかった。ってかΔ結線、Y結線も理解してなかった。
- モーター(直流機、誘導機)がちょっとだけ分かった気になった。
- 電力の用語(フェランチ現象、逆潮流、ギャロッピング、、、)を知れた。
とかですかね。勉強になったこと多分もっとありますけど、忘れましたね。
「大卒で電気知らないのに電気関係の仕事に就いたが、何から勉強したらいいだろう?」
と思ってたりしたら、まずは電験三種にチャレンジしてもいいのかなと思います。
最後に私が使った電卓のアフィリエイトリンクを貼って終わります。(√の計算が出来るやつを買った方がいいです。ちなみに関数電卓は使用不可です。)
最後までお読み頂きありがとうございました。終わります。