【電子回路】倍電圧整流回路の動作原理について

みなさま、お疲れ様です。

本記事では倍電圧整流回路の動作原理について解説してみます。

こんな回路です↓。

倍電圧整流回路の回路図

倍電圧整流回路が何で倍電圧が出力されるのか分からない。

という方の参考になれば幸いです。

では、始めます。

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上側半波のとき

上側半波のときの電流経路

下側半波のときはD1⇒C1へ電流が流れて、C1に正弦波ピーク電圧分の電荷が充電されます。

下側半波のとき

下側半波のときの電流経路

下側半波のときはC2⇒D2へ電流が流れて、C2に正弦波ピーク電圧分の電荷が充電されます。

これでC1とC2にそれぞれ正弦波ピーク電圧分の電荷が充電されて、合計で2倍電圧が出力されるよ。

というのが倍電圧整流回路の仕組みです。

シミュレーションで動作確認

実際にLTspiceで動作確認してみます。

シミュレーション波形

10Vの正弦波を入力したら、ちゃんと出力電圧は20Vくらいになってます。

20Vより少し小さくなってるのはダイオードのVfによるドロップ分です。

はい、想定通りですね。割と簡単ですね。

以上で本記事は終わります。最後までお読みいただきありがとうございました!