【シミュレータ】LTspiceのtran解析を使って(.acを使わずに)周波数応答を解析する方法を解説

みなさま、お疲れ様です。

LTspiceでtran解析を使って周波数応答を見るやり方を解説します。

スイッチング動作を含む回路だから、「.ac」による周波数解析が出来ない!

とお悩みの方の参考になれば幸いです。パワエレ系はスイッチング動作するから、.acでは見れませんね。

スポンサーリンク

準備:LTspiceのexampleファイルからコピーしてくる

まず、LTspiceXVII/examples/Educational/FRA/Eg3.ascを開きます。

開いて、以下の青枠で囲った部分をコピーして、周波数特性を見たい回路に貼り付けます。

準備は以上です。

降圧チョッパーのプラントの周波数特性を解析してみる

ためしに降圧チョッパーのプラント部(制御器出力~出力電圧)までの周波数特性を解析してみます。

.ac解析ではスイッチング動作する時点で解析が出来ません。

回路図は以下の通りです。

ポイントは出力をAと置いて、入力をBと置くくらいですかね。

これでRunをクリックすると、シミュレーションが回り始めます。

終わったら、View->spice Error Logをクリック

以下画面で右クリックして、Plot ~をクリック

以下画面でadd tracesでgainを選択

すると結果が以下の通りに表示されます。

良いですね。ちゃんとLCの2次ポールが見えてます。

これで伝達関数がわからんときはとりあえずシミュレーションで見るってことが出来ますね。

はい、以上で終わります。

誰かの参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!!!